猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜香港編【第1日目】2001年11月16日(金)

●成田〜香港


やっと搭乗案内時刻の6時25分になったところで事件勃発!
機体の交換の為、搭乗案内が約1時間遅れるとのこと。7時25分にやっと搭乗案内があり、機内へ。
ただでさえ深夜の到着便だというのに、ホテルに着くのはいったい何時になるんだろう。。。猿岩石の二人は既に出発、関空組さんも早々と出発してるって言うのに(;O;)

●香港到着

深夜12時ちかく(現地時間マイナス1時間)。下降を始めた暗い機内のあちこちに読書灯がともり始め、
その下には真剣に化粧直しをする、さるともの姿が浮かび上がる。ちょっとコワイ風景…でも、そうですよ!これからやっと猿岩石に会えるというのだから。
深夜だというのに一同、心弾ませバスでホテルに向かう。ホテルの近くの繁華街は、こんな時間でも空いてる店が多く、時間の感覚を鈍らせます。
そして遂に、ホテル到着!「さあ、早く降ろして猿岩石に会わせてくれ〜」という時になってJTBカリスマ添乗員稲木氏から、突然の悲しいお知らせ。
「深夜になってしまった為、予定されていたウエルカムメッセージは中止になりました。明日に備えてお部屋で休んでください。その代わり明日は5時までたっぷり時間を取ります」
って、そんな〜〜!!寝るだけなのに、機内で乾燥してボロボロの顔に化粧の上塗りなんてするんじゃなかったよ、しかも明日は2時から自由行動の予定を勝手に立てていたのに〜!!
飛行機遅れたのは、私たちのせいじゃないのにさ・・・と、ぶ〜たれ顔でスーツケースを引っ張りながらロビーに入って行くと、
ちゃ〜んと二人が待っていてくれたではありませんか!感激です。
すべての苦労がぶっ飛びます。

深夜(現地時間1時近く)ホテルのロビー(フロントの前)で、全員立ったまま猿岩石からウエルカムメッセージ(修学旅行で先生の緒注意を受ける生徒みたいな雰囲気でした)。
ウエルカムメッセージだけに有吉さんから「ようこそ香港にいらっしゃいました」みたいな言葉があったような気がしますが、突然のことだったので、よく覚えていません。
で、森脇さんに、「では社長から」とバトンタッチ。
旅行中、乾杯のご発声は常に「では社長から」でした(*^_^*)
二人からの簡単なご挨拶で、解散。


ちょっと拍子抜けしながらも、深夜にもかかわらず待っていてくれた二人に感謝。
フロントのキャッシャーに並んで両替をしていると、一度部屋に引き揚げたと思っていた有吉さんが、皮ジャンのポッケに両手を突っ込んで早足にロビーを横切り、深夜の街へとひとり出かけていくところを目撃。なんかちょっとカッコよかったです。ほれぼれ.。o○

私たちも部屋に荷物を入れて、近くのセブンイレブンにお水を買いに出かけました。
すると、セブンイレブンの隣にデザート専門店の「許留山」ができていてまだ営業していました。
さっそく、「マンゴー&タピオカ入りココナッツミルク」18HK$を購入。
飲みながら、地面に這っているゴキブリを踏まないように避け、ルンルン気分でホテルに戻る。

現地時間で1時半頃やっと部屋に落着くことができました。


猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜香港編【第2日目】2001年11月17日(土)

●思い出の野宿場所〜尖沙咀プロムナード


香港第2日目です。空はいいお天気になりそうな様子。
朝起きて香港版ズームイン朝「香港早晨(おはよう香港)」にテレビのチャンネルを合せる。
画面の上には天気・最高/最低気温のほかに、湿度のパーセンテージが出ていて、見ている間にも上がっていっていた。
余談ですが、アメリカの同盟国ではない香港でもニュース番組では毎回トップニュースにアフガン情勢を放送していました。

ビュッフェ式の朝食を済ませ、ロビーに集合。
集合時間の数分前、白いセーター姿(前開きでジッパーになっています)の有吉さんが何気にロビーに姿を現しました。
「あ、こういう時はやっぱり見て見ぬふりをしておいた方がいいんだろうか・・・・」と柄にもなく戸惑っていると
有吉さんが笑顔で「おはようございます」とご挨拶をしてくれて、ドギマギしてしまいました。こんな有吉さんは初めてです!感動したっ!!

今日の観光は、1号車有吉さん・2号車森脇さん、に分かれての移動です。
私は2号車です。せっかくバスの割り振りをしたのに、最初の観光場所へは歩きで行きました(^^ゞ
二人が香港で野宿5連泊をした場所、尖沙咀プロムナードにある香港文化中心です。
ホテルからは徒歩数分です。
今まで野宿場所は「九龍公園」と言われていましたが、チキンゲットや、手すりに腰掛けているところなど、映像的にどう見てもこの尖沙咀プロムナードだったので疑問に思ってました。
昼間カメラの回っている時は景色のいいこの場所で過ごし、夜に九龍公園に眠りに戻ってたのかな?と解釈していましたが、
どうやら九龍公園というのは勘違いだったようです。

普通の人はこのプロムナードに立ち、対岸の香港島の景色に魅入るものですが、私たちは猿岩石の先導のもと、
お掃除のおじさんが隅っこをお掃除中にもかかわらずドヤドヤと建物の外壁の狭い凹に入りこみました。
そこで、有吉さんは野宿を再現してわざわざ寝転んでくれました。
「あ〜、懐かしいな〜。こうやって寝ているのにもかかわらず、小便はすぐそこ(頭上の近く)。最初の頃は金があったから、そこのレストランでごはん食べたり。それでこうやって寝てると、上からチーマーが空缶投げるし」
今までの海外ツアーでは、ほとんど旅の思い出話をしてくれることはなかったのですが、
(今回はツアーのテーマがそうなっているとはいえ、)なんて大サービスなんだ〜〜!とまたまた感動!



みんなでひとしきり、この狭い場所での二人の姿を撮影した後、海沿いの開放的な場所に移動しました(これが普通です)。
有吉さんは手すりにもたれて、ずっと海と対岸の香港島の景色を眺めていました。
「ここは夜景もいいですよね」と言うと、
「キレイですよね〜。でも5日も同じ景色見てるといい加減、イヤになりますよ」と応えてくれました。
電波少年のセルビデオには入ってないんですが、通常のレギュラー放送の時のシーンで・・・
ビザが下りて、やっと香港を去る事ができることになり、森脇さんが
「ここの夜景もこれで最後か〜」と名残り惜しんで立ち去り難くしているのに対し、有吉さんは
「早く、行くぞ」とせかします。森脇さんは「おまえには感動というものがないのか!」と言い放つシーンが印象に残っています。
私も、もともと香港に着いたら真っ先にここに来るというくらい大好きな場所なので、テレビを見ていて森脇さんに共感!だったのです。

ここではお部屋ごとに有吉さん・森脇さんとの4ショットを撮ってもらいました。
大好きな香港のこの場所で、あの猿岩石と一緒に記念撮影ができるなんて夢のようです。
旅をしている最中の二人に声援を送りながら、あの二人に直接お目にかかるなんて夢のまた夢で、すごく遠くにいるように感じていた(・・というか実際遠い国にいたんだけど)のに、今、こうやって一緒に旅行ができるなんて感無量です。

記念撮影タイムも終わり、それぞれバスに乗り込みます。



《観光》黄大仙(ウォンタイシン)〜ビクトリアピーク〜淺水湾(レパルスベイ)

次の観光場所『黄大仙(ウォンタイシン)』というお寺まで30分くらいの移動です。
移動時間には森脇さんがマイクを握って、お話をしてくれました。
内容はMLですでに流れていますが、森脇さん特有のぽそっ(bosoじゃなくてposo)とトークで、私のツボにハマッたものをいくつか。

のっぽの公団が鉛筆のようにいくつもそびえたっているのを見て、
※「友達のうちがどこか分からない」(確かにそうです〜)。

※「オープンカーでハゲってイヤだよね」(確かにそうです〜)

『黄大仙』の近くの道端に座りこんでいるお婆さん。
スーパーのビニール袋を覗き込んで、中の品物を収まりがいいように入れ直している様子。
※「おばさん中のものを出したり入れたりしてる。あ〜、出したり入れたり・・・」おばさんの様子とあいまって可笑しい。
(たぶんお寺の参拝者に物を売っているお婆さんじゃないかと思います。売り上げ数を確認しながら、在庫を売りやすいように入れ直しているように見えました)

旧ジャッキーチェン邸のおんぼろの様子を見て、
※「セキュリティシステムとか、いらないよね。強いから。」(確かにそうです〜)

それと「余談だけど」と前置きした上で、「3日前くらいにサンプラザ中野さんが店に来て、“旅人よ”を歌っていった。(なんてタイムリー!)きのうは布施(なんとかさん・名前忘れました)、知ってる?布施明のモノマネの人。あの人が来てずっとモノマネしてた」という話もしてくれました。

森脇さんは、香港の公団の家賃が1〜2万ときいて、「いいなぁ」って言ってましたが、聞くところによると、
低所得者の為のこういった公団は、高層階でもエレベーターがなく、トイレとシャワーは何世帯かで共同だそうです。
繁華街の家賃10万も、土地が狭く日本より住宅事情の厳しい香港では、かなり狭いようです。

ところで、私たちは2号車の後ろの方に座っていたのですが、振り返ると1号車が後ろにぴったりと付けて走っていて、マイクを手にトークしている有吉さんの姿がよく見えました。
喜んで手を振っている私たちのことを、「あそこにキチ○イがいますよ」と言っていたそうです(泣)。

『黄大仙』に到着。ここは古い中国寺院で、信心深いたくさんの人が熱心にお参りするお寺です。
私も、何回か地下鉄に乗ってお参りに来た事があります。
旧正月に来た時は、何人もの人が子豚の丸焼きをお供えしてお参りをしていました。
子豚の丸焼きではないにしろ、みなさんお供え物を広げて膝まずき、地に頭をこすり付けるようにして熱心にお祈りしています。
お参りの邪魔をしては申し訳ない、と思う理性はあるのですが、どうしても二人の姿を目やカメラで追ってしまう自分が情けなくもあります。
ここでは二人も地元の人のように、膝まづいてお参りをしたり、おみくじをしたりしていました。
さるともも、1本ずつお線香をいただいて(こちらのお線香は長さが30cmくらいあり花火のようです)お参りしました。

次は、有名な100万ドルの夜景が眺望できるビクトリアピーク(山頂)へ。
こちらは香港島になり、先ほどまで皆がいた九龍島のホテルや野宿場所もよく見えます。
天気がよかったので見晴らしがよかったです。
ここでも有吉さんは展望用の手すりのとこからずっと景色を眺めていました。
観光では有名なヴューポイントですが、有吉さんはヒッチハイクの時はもちろん、その後の番組やもちろんプライベートでもいっさいこちらに来た事はなく、初めてだそうです。

次は同じく香港島の裏側、やはり有名な淺水湾(レパルスベイ)へ向かいます。
このあたりから2号車ではガイドの金さんの独壇場になっていました(^^ゞ
「森脇さんはね、あまり香港の事ね、知らないようだから。私はね、みなさんこうやって香港に来たらね、やっぱりね、香港の事ね、少しはね、知って帰って欲しいですよ、だからね少し説明ね」とついにマイクを奪い取ってしまいました。
そして「A8888」という香港の金持ちが欲しがる縁起のいい車のナンバープレートをオークションで五千万円で手に入れた香港ナンバー2のお金持ちの家を教えてくれたりしました。ちなみに、ビクトリアピークもレパルスベイもお金持ちが住む高級住宅地です。
ビクトリアピークが高級マンションに対して、こちらのレパルスベイは眼下におだやかな海を臨む一戸建ての高級住宅です。ごみごみとしていた先ほどまでの香港とはうってかわって美しいビーチリゾートで『慕情』の舞台で有名な場所です。そしてここに来るとガイドは必ず、アグネスチャンの実家と、ジャッキーチェンの別荘を指差します。

そんなヨーロピアンテイスト溢れるこの地にも、いかにも香港しちゃっているビーチの一角があります。極彩色に彩られた観音像や海の守り神の天后像がいくつも飾られています。
中国本土からの観光客もたくさんお参りに来ていました。
その中でひときわ大きくお腹のでっぷりして、片手に(金)と書いた袋を提げた福々しいお顔の像。この(金)と書かれた袋の入り口が穴になっていたそこにコインを入れてお腹をさすると、御利益があるそうで、いかにも商売繁盛しそうです。
もちろん、社長森脇氏はおなかをさすっていました。
そのあと、有吉さんは高畠さんと一緒にお腹をさすりながら記念写真を撮っていましたが、
私は以前来た時に、ガイドさんから「香港の新婚カップル、結婚したらすぐ子供が欲しい人ココへ来てこのおなかさすりますよ。そうするとすぐ子供できます」と聞いていました。
・・・これはどうなんでしょうか?

バスに戻る途中に、有吉さんに夕べどこに出かけたのか聞いてみたところ、
「ヒッチハイクの時に香港で最初に入ったレストランを探しに行きました」とのことでした。でも、見つからなかったそうで、黄色い看板のスペイン料理の店で当時からちょっとつぶれそうな気配だったとか。
ヒッチハイクの旅、第一日目の食事がスペイン料理だったとは!?初耳だ〜と思いましたが、猿岩石日記の第一日目、4月13日の森脇さんの日記に一行だけ「スペインのステーキレストランも失敗」という記述がありました〜。


●昼食

次は、お楽しみのお昼ご飯です。
尖沙咀東にあるビルの中にあるレストランで飲茶ランチです。
地元の家族連れなどで賑わっている円卓がたくさんあるホールを抜け、奥の個室に案内されました。大きな円卓4つに分かれて座り、彼らははじっこの小さなテーブルでした。
お茶の小さな茶碗を持って、有吉さんの「じゃ、社長から」に続く森脇さんのご発声で、乾杯!・・・が済むと有吉さんが「じゃ、みなさんやっちゃって!」と扉から出ていってしまい、もちろんそれに続く森脇さんでしたが、これまた「やむちゃだけにね」と“ぽそっとトーン”で言い置いていったのが、めちゃめちゃツボでした(*^_^*)

午後、猿岩石のいなくなったバスに戻り、これからショッピングツアーです。
この日の午後の自由行動に“enjoy香港”のすべてをかけていた私は、勝手に2時には開放される予定でいたのに、自由になれるのは5時過ぎのようです。
そのかわり、明日はパーティーまでに多少時間が取れると言う事でした。


猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜香港編【第3日目】2001年11月18日(日)


●《観光》ペニンシュラアーケード


香港3日目。ツアーの中身としては2日目の始まりです。

今日は有吉さんと森脇さんはバスチェンジで、私たちの2号車へは有吉さんが乗ってきました!
なのに目的地は目と鼻の先のぺニンシュラホテル。歩いても5分のところです。
いぢわるな有吉さんは「すぐ着きますからね。ゆっくりしてください(笑)」
ぺニンシュラは、1928年創業の歴史と格式のあるホテルで、重厚なコロニアル風の外観も風格があり、
憧れのホテルです。私も1度だけ華のOL3人組で泊まったことがあります。
ホテルの1階と地下フロアには一流ブランドのショップが立ち並ぶ、ショッピングアーケードです。
ホテルの前で一旦解散。自由行動です。とりあえず、みんなぞろぞろホテルのロビーへ。
ロビーにはコーヒーラウンジがあり、アフタヌーンティーが有名ですが、
実は2Fにあるレストラン「ベランダ」での方が優雅なアフタヌーンティーを楽しめます。

現在9時45分。ほとんどのブランドショップは10時開店なのでみんな閉まっています。
地下1階に「ぺニンシュラブティック」というホテルのスーベニールショップがあるので、ここなら開いているはずと思い行ってみました。
ここのチョコレートが有名で、生トリュフがすごくおいしいのですが、アソートチョコは1箱6000円くらいします。
バラ売りもしているのですが、雰囲気に押されてなかなか一粒(250円くらい)だけ購入というのも勇気が出ません。
ダンナ様へのおみやげ用に、帰ったらおいしいお茶(実は私はお茶マニア)を入れて仲良く2人で2粒ずつ食べようと、ちっちゃい飲茶のせいろの中にチョコが4粒入っているものを購入。
そこへ、JTB稲木氏、Tさんに続いて、森脇さんがやってきました。
森脇さんは、店の奥のホテルのロゴ入りのグッズがある棚の方で何か見ていましたが、たぶん何も購入していないと思います。
その後、私たちもそれぞれ分かれてお目当てのブランドのショップを見に行きました。
私は、これまたこのショッピングアーケードで恒例になっている、ラルフローレンのショップで、ダンナ様へのお土産の
パーカーを購入。(お土産は夏はポロシャツ、冬はラガーシャツかパーカー。それ1着で3年はもつので意外と安上がり)
買物のあとの2号車の車内で有吉さんが「(ぺニンシュラで)買物した人?」と聞いた時に私1人しかいなくて、
「このバスは若い人が多いですからね」と、まるで私が金満オバチャンのような言われ様でしたが、
ダンナ様はこのパーカーを「マサ(私の父)のパジャマと同じ色だ!」と喜んでくれた?のでメデタシメデタシ。
森脇さんとは、アーケード内で何度も行き会いましたが、有吉さんはすぐにホテルの外に出て、スターバックスコーヒーから
コーヒーをテイクアウトして昨日の尖沙咀プロムナードへ行ったそうで、私は会えませんでした。

バスの中で、みんな「昨日は何を食べたか?」聞かれ、
私たちは「飲茶」と答えると
「昼も飲茶、夜も飲茶ですか?こっちの人は夜は飲茶食べないそうですよ」と馬鹿にされました。
「でも、高級飲茶」というと「は?狂牛飲茶?」とさらに馬鹿にされ、
「フカヒレに金箔が乗ってた」というと「うるせぇよ!」と叱られ、かわいそうなあたし。


●《観光》女人街


次にバスで向かうのは、有名な雑貨の屋台が道いっぱいに広がった「女人街(のいやんがい)」です。
テントのような屋台の天井から子供服やアクセサリーやセクシーランジェリーがところ狭しとぶら下がっている様子がよくテレビに出てますよね。
バスの中でガイドの金さんが「コピー商品がいっぱいあるけれど、質が悪いから買わないように」との注意がありました。(※金さんは超A級コピー商品の斡旋をしているらしく、買うならそちらがオススメらしい)
ほとんどのお店(屋台)も午後にならないと店開き(屋台のセッティング)をしないので、あまり女人街に来た意味がなく・・・
有吉さんは、この女人街で(偽)シルクのパンツとかをお土産にたくさん買いたかったそうで、かなり張り切っていたので残念そうでした。
有吉さんは屋台街に未練があるらしく、午後の自由時間にもう一度来たいようすで、
もうひとつ近くにある「男人街(こちらは電気製品とか、ライター・携帯電話や道具類、ゲームソフトなんかを売っている)」と合せて金さんにいろいろ教わっていました。
ちなみに昨日の夜の自由時間は足ツボマッサージに行ったそうですが、
足ツボマッサージは、広島などでもよく行っているそうで、慣れている為、もうどこも痛くないそうです。
移動のバスの中でKEN-JIN BANDがCDのプレス工場に手伝いに行った時の話をしてくれました。(詳細はMLに流れている通りです)
ロケの後、旅館で男ばかり10数人で宴会をやった。
泊まる部屋は、横山さん・森脇さん・有吉さんの3人部屋だそうで、スタッフチームとタレントチームで部屋割りされてるんでしょうか?
横山さんの奥様もRCCにお勤めだけれど、社内であっても知らん振りされるそうです。

今日の観光はこの2ヶ所で終わり。昨日の昼食場所と同じビルに向かいます。
まだ時間が少し早いので、その近辺で自由解散。
「U2」という香港のカジュアルショップ(ベネトンやユニクロのようなお店)に入ってみる?と言ったら、中から有吉さんが出て来てびっくり(ちょっと見ていただけのようですが)。
ちなみに同じようなカジュアルショップでもうひとつ香港でポピュラーな「ジョルダーノ(原宿にも出店してます)」というのがあるのだけれど、森脇さんは初日にここの服を購入して着ていました。
以前に、この近くにカシミアの店があった記憶があるので探していたら、何度も有吉さんとすれ違いました。
香港に来たら絶対に食べなきゃ気の済まない、カスタードタルトを売っている店を発見し、
我を忘れてウインドーガラスに豚鼻になるくらい顔を押し付けようとした瞬間も、前から有吉さんが歩いて来て、焦りました。なんとか冷静を保って会釈をしてやり過ごすと、店に飛び込みカスタードタルト&マンゴプリンを購入(ひとつ5HK$=約80円)
ホテルのお部屋でのお楽しみにテイクアウトしました。
その後、お茶の看板が出ている店に入りました。小さいお店でしたが、すでに何人かのさるともさんが、今年採れた烏龍茶の新茶を試飲していました。
新茶の烏龍茶は色もグリーンで爽やかな味と香りで大変おいしゅうございました。
でもグラム120HK$(約1900円)とかなりお高め。もったいないので50gだけ購入。
それとキーマン紅茶(三大紅茶のひとつで中国の安微省で採れる紅茶)を量り売りで200g購入。
こういう、日本人がお土産に買わない茶葉の値段はグラム20HK$(約300円)なんだから、ホントはどうなの?って感じですが。

この近辺でも有吉さんと遭遇。今度は手に袋を提げていた。
後で聞いたところによると、有吉さんはエロ本を購入したのでした。
表紙を見せてもらいましたが、女性の上半身でバストトップはちゃんと見出しの文字で隠されていました。
中も見せてと言ったら、「見ない方がよい」と止められました。かなり・・・だそうです。
中にDVDがついていて、それに惹かれて購入したそうです。ちなみにカリスマ添乗員の稲木氏も偶然同じ本を購入していたらしい。
有吉さんは、「あ、有吉くんね、どうぞ」と税関は顔パスらしい?


●昼食


昼食は、同じビルでも昨日の店とは違って海鮮料理の食べ放題でした。
食べ放題と言っても、普通の中華のように大皿の料理が次々に運ばれて来て、
気に入った料理はおかわりができる、というスタイルです。
この店には他にもいくつかの日本人の団体グループがいてすでに食事中でした。
私たちの席は店の一番奥に設けられており、彼らを先頭に店の奥に進んでいくと、
あちこちから「猿岩石だっ!」の声が上がりました。
そんな中、有吉さんはトイレに直行していました。
今日は、猿岩石&スタッフも同じフロアでお食事でした。
私たちも缶ビールを頼みましたが、彼らのテーブルでも缶ビールが空けられ、
有吉さんは2本目くらいから酔っぱらい度が増していき、料理を運んでくる日本語がしゃべれない店員さんに、
「これ、なにぃ?でへへ」と聞いている様子をみて「酔ってる酔ってる」と笑ってしまいました。

次々と運ばれて来る海鮮料理を堪能(格闘)して終盤、予告もなしに二人が各テーブルを回り始めました。
私たちのテーブルにはまず、有吉さんが。
瞼がとろんと酔顔の有吉さんは「酢豚がたくさん残ってるじゃないですか」と手掴みでパクリ。
有吉さんは、出発前にマジでパスポートが見当たらなかったらしいです。
結局、布団の下から出て来たそうです。
寝ている足元に大事なものを入れているタンスがあって、そこからこぼれ落ちて布団の下敷きになったらしいです。
ニセモノ時計を購入して、腕につけている有吉さんですが、実は身につけているサングラスは本物のGUCCHI(もらいもの)だそうです。でも嫌なのでわざわざロゴの部分を取り外して使用しているそうで、私たち、その話を聞いて「かっこい〜い!」と溜息。(結局、なんでもカッコイイんです)

最後に、森脇さんが回ってきました。
森脇さんはいつも、テーブルの料理についていろいろお話してくれます。
昨日、ふたりが食べた上海蟹は足に毛が生えてたそうです(笑)。
お店の話も聞けば答えてくれます。芸能人では、原口まさあきさんが内P終りによく来るそうで、
やっぱりモノマネをしているそうです。居合わせたお客さんはかなりラッキーですよね。
「サンプラザさんや原口さんのような芸能人が来た時は、お金ちゃんともらうんですか?」と聞いたら「やっぱり全部は取れないよね」と言ってました。


●ヒッチハイク再現

昼食後、バスでホテルに戻ります。
やっぱり、もう猿岩石は乗ってないんだ・・・・と思ったら、なんと途中(店を出てわずかなところですが)で、
ヒッチハイクをしてバスに乗って来てくれると言うではありませんか!!
稲木さんの発案らしいです。
彼らにそこまでさせては申し訳ない気がするのですが、でもやっぱり嬉しかったです。
森脇さんは、ボードを高く掲げていました。有吉さんはちょっと照れ臭そうでしたが、そのうち肩をガックリ落として「3日間何も食べてないモード」を演じてくれました。
そして、1号車には森脇さん、2号車には有吉さんが乗り込んできました。
「恥ずかしいから嫌だったんだけど、森脇が意外に楽しそうにやってた」
野宿の再現といい、ヒッチハイクの再現といい、本当に大サービスでありがとうございます!



2時半過ぎホテルに到着後、解散。再集合は夜のパーティーが始まる6時45分です。
昨夜の自由時間に、香港島をほぼ網羅することができたので、今日のこの時間はお買物タイムです。



●ディナーパーティー


夜のパーティー会場は、宿泊ホテルと同じ並びにある2つ先のホテルのレストランです。
猿岩石は一足先に会場に行っているので、私たちは宿泊ホテルのロビーに集合させられ、全員で歩いて向かいます。
私は、先程購入したチャイナ風の安ワンピースですが、スタイルのいい綺麗どころのさるともさん達は、それぞれ色鮮やかな本格的チャイナドレスでとっても艶やか。もちろんチャイナドレス以外でも、みなさん思い思いにおしゃれをされてます。

香港人の好奇のまなざしに絶えながら、会場のまで歩いていきました。
ホテル2階のレストラン奥のバンケットルーム。簡単なステージと円卓が4卓セッティングされていました。
手前のスペースがお料理のバイキングスペースになっていました。
まずパーティーの前にお食事から、ということで、たまたま料理に席が近かった私は一番にフードコーナーへ。セブに次いでここ香港でも真っ先に料理に走る女のイメージが私自身の中で定着。

こちらのバイキングスペースにこじんまりとした席がひとつあって、一瞬「なんで一般の人の席がひとつだけここにあるの?」と思いましたが、猿岩石の席だったことに気付き、たじろぐ。
我が身をかえりみずに、チャイナっぽい格好をしている私の姿に有吉さんも飽きれ笑い。
「俺も、着替えてくるんだったな」とおっしゃってました。

お料理はバリのパーティーの時のように、コンチネンタル風。中華や和食(寿司)もあり、豪華でした。でもお皿一枚には当然取りきれず、かといって彼らの前を何度も通ってお代わりに行く勇気もなく。
デザートだけは別バージョンで取りに行きましたが、こんもりと山盛りにのせたケーキ類を二人に見られるのが恥ずかしかったので、彼らのテーブルに背を向けて、カニ歩きという不自然さで席に戻りました。
お料理が食べ終わらないうちに、パーティーが始まりました。
毎回、食事時間とトータルでパーティーなのでちょっと忙しい。

有吉さんはグレーのセーター姿。森脇さんはニットのキャップに黒の上着の中は紺のボーダー。
有吉さん曰く「みんな着飾っているので、僕らの格好が申し訳ないみたいですね。
僕らもカンフー着を着ようと思ったのですが、女人街がやってなかったので・・・」。
カンフー着、いいですねぇ!《メレンゲの気持ちSP》を思い出します。ぜひ、着て欲しかったな・・・・ってだんだん仮装パーティーのノリに近いものが。

まずは稲木氏しきりのもと、「ぷっすま」のパクリだという記憶力テスト。
見本を見ずに、お題の絵を描き、有吉VS森脇で、勝敗は皆の拍手で決めます。

【お題その1】筋肉マン=勝者森脇
森脇さんは「これ得意!」(と言った記憶があるんですが・・・)
想像つくと思いますが、森脇さんは上手に筋肉マンを描いていました。
有吉さんの方は、筋肉マンからは想像つかないような画を。
顔立ちは筋肉マンなんですが、頭の先っちょがタマネギのように尖ってました。
どっかの宇宙星人のようです。名づけて「オッピーちゃん」だそうです。

【お題その2】長嶋元監督=勝者森脇
森脇さんからお披露目。監督のモノマネをしながらOPEN!長嶋さんは若かりし頃、という感じ。
有吉さんの方は髭が特徴ということで,ドロボウみたいに青ひげだらけでした。
画のタッチは「さるとも新聞」などでよく見かける感じ。

【お題その3】キティちゃん=勝者森脇
稲木さんに「違う生き物になってる。幼稚園児が描いた絵のよう」と言わしめて有吉さんのキティちゃんは、ピンクのクレヨンで描かれた「うさ子ちゃん」でした〜(笑)
でも、私はこのうさ子ちゃん、好きですぅ!写真でみるたびに笑っちゃいます。
森脇さんのは本物のキティちゃんとはちょっと感じが違うけど、男性のわりにはよく特徴を捉えていると思います。
森脇さん曰く「そうだ!キティちゃんには口がないんだよ。俺、華原朋美にきいたことあるもん。“キティちゃんって口ないの?”って」

ここまで来て、有吉さんちょっといじけモード。
カラオケ対決といい、このイラスト対決といい、毎回森脇さんの方が優位と思われる勝負に挑んでいる有吉さん。もちろん有吉派の私としては応援しているし、勝って欲しいのだけれど、密かに「今回の有吉さんの罰ゲーム何かしら?」と敗北して口惜しがる姿も楽しみだったりして。

【お題その4】松村さん=勝者有吉
森脇さんの描いた松村さんは、ジャイアンっぽかったです。
有吉さんのは、単純な線ながら例によって、微妙に特徴捉えていました。

【お題その5】ミニーちゃん=勝者森脇
森脇さんのミニーちゃんは目がでっかい〜!顔の半分もありそうでした。鼻先の感じが上手!有吉さんのも雰囲気は出ているんだけど、手足がひょろんとしてて恐い〜。

【お題その6】アントニオ猪木
猿岩石も稲木さんも大好きな猪木さんが最後のお題、ジャンピング問題ということでチカラが入ります。
森脇さんOPEN!劇画調のタッチに、おーっ!と感嘆の声。
有吉さん「あっそう!(みんな)そういうのが好き!」と投げやりに。
有吉さんの、期待してたんですけどちょっと「アレ?」

結局、トータルで森脇さん勝利!!でした。
これらの絵はこの後のゲーム大会の賞品となって、さるともさんのもとに渡りました。
私は、GETできなかったけど、有吉さんの「おっぴーちゃん」欲しかった〜!


後半のゲームは、さるとも全員参加のサバイバルゲーム。
猿岩石が出した条件に当てはまってしまった人は、失格。最後まで生き残った人が優勝です。たとえば、「習い事をしている人」「一人っ子の人」などを猿岩石が考えてあげていきます。
最初は全員起立。
私はステージの真ん前の席だったので「あ〜あ、私なんて“はやく座ってください”って言われちゃうタイプだし・・・」というつぶやきが、有吉さんの耳に届き、ぷっと笑われました(T_T)

3回戦行なわれたのですが、最初の1回が盛り上がりました。
だんだん条件が厳しくなっていって、
「彼氏もだんなさんもいない人→関東地方以外に住んでいる人→犬を飼っている人→じゃあ、せめて猫ぐらいは飼っているだろう→(田舎に住んでいて彼氏もいなくて猫も犬も飼ってないんじゃ、普段何してるの>とのキツイ突っ込みあり)→家族と住んでいる人」
そしてここまでひとり勝ち残ったさるともさんに、有吉さんが「あなたが“ミスひとり”です!!」
この「ミスひとり」さんは実際、とっても綺麗なお嬢さんなので、笑うことができました(*^_^*)
札幌2班の時のフルーツバスケットといい、ファンの実情が赤裸々になるこの種のゲームが、猿岩石のふたりのお気に入りになりつつあり、ちょっと恐ろしいです〜。

途中自分たちで出した「実家がぽっとん便所の人」との条件に、二人揃って同時に着席したのには笑えました!森脇さんの家もそうだったんですねぇ。「しょうがないよね、山の上にあるんだから」とは森脇さんの便、もとい弁。

そして次は歌の時間。

香港のツアーで「dear」を聴きたい(横山さんがいないからもちろん二人だけのヴォーカルになるわけですから)と思うのは、贅沢かしら・・・と密かに思っていた願が叶いました。
歌いだしは、ふたりでそのままですが、ハモリの場面になるとちょっと勝手が違います。
「やりなおしさせてください」と有吉さんが何度もダメ出し。ハモリの部分では高音部はなしで、森脇さんが低音部をハモりました。横山さんのパートは2人で歌い、もちろん最後のキメフレーズ「愛は深まっていく♪」はふたりのヴォーカルで。ツアーの中には、はじめて生dearを聴くさるともさんも多かったと思いますので、香港最後の忘れられない素敵な思い出になりました。
余談ですが、私はもちろん3人のdear、大好きです。
広島のキャンペーン参加(・・・とは言わないかもしれないけど)させていただいて、
KEN-JIN BANDのこの企画、そして発売後もまだまだ続くこの売り上げ快進撃は、
KENJINという番組・横山さん・猿岩石・吉川さん・都志見さん・KENJIN&横山さんファン・スタッフ&出演者・そしてさるとも・etc、すべてがあって成り立っているものだと思うから。どれかひとつも欠けられない気がします。
とくに、横山さんには感謝しています。横山さんがさるともの応援に感激してくれることによって、有吉さんのファンに対する気持ちがまた少し、オープンになってくれてる気がするから・・・


そして次は恒例の歌「今日だけの歌、改め海外の時の歌」です。
今回も、歌入りのCDでした。二人は、CDの自分の声とずれないように気を付けながら歌っていました。
歌い終わって森脇さんが「この歌、いい歌だよねぇ。良く書いたよね、こんな詞」と有吉さんを誉めていたのが微笑ましい。
そしてこれまた恒例の「君の青空」。
カラオケはもって来ていないらしく、さきほどの「猿岩石民主主義共和国」のCDなので
有吉さん曰く「みなさんの変なコーラスが入っちゃってますが、立ってくれたりなんかすると嬉しいです」最後はみんなで立ち上がって楽しく歌いました。
歌い終わって森脇さんが「27歳になって、この歌詞を歌うとちょっと気恥ずかしい」と言うと、有吉さんは「僕は好きですけどね。この一体感が」。
有吉さんの口から「客席との一体感」と言われたのがとっても嬉しく、これもKENJIN効果だ、と勝手に思っています。


そして、楽しいツアーはあっという間に幕を閉じました。
香港好きの私は、ふだんの香港旅行でさえ帰国の際は名残惜しくてしょうがないのに、
猿岩石とのツアーもこれで終りかと思うと、寂しい限りです。
最後は出口でひとりひとりと握手でお別れしてくれました。
最初に有吉さん。
「もう、終わりだなんてホントに寂しいんです」(涙は一切出ないのですが、心では泣いてます)と言うと、
「ほんと寂しいですね。また、よろしくお願いします。」
また?また何があるんでしょう・・・
森脇さんと握手。
「気を付けて帰ってね」
私「そんな、“帰れ”だなんて言わないで下さい〜(心で泣)」
森脇さんは「そうじゃないよ、ホテルまで気を付けてねっていう意味だよ。外は危ないよ、ホント気を付けてね」とお兄さんのように優しくなだめてくれました。

そんなこんなで楽しい猿ツアーも終わり・・・・
でも、香港の夜はまだまだ終わらない。
一度、ホテルに戻って着替えを済ますと、さるとも7人で街へ繰り出し恒例の打ち上げです。

猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜香港編【第4日目】2001年11月19日(月)
香港最終日。

成田組より15分早い7時15分にロビー集合の同室のさるともさんを送る為にロビーへ。
なんとロビーには、今日は会えないと思っていた森脇さんと有吉さんの姿が!
有吉さんは立ったまま壁におでこをつけて寝ていました(^^ゞ

聞くところによると、当初は予定になかったお見送りを、森脇さんが提案して下さったとか!
せっかく、朝ゆっくりできる飛行機を選んだのに、わざわざ皆と同じ時間に起きて着替えて来てくれるなんて、
感激です。
実質2日間の短いツアーだと思ったけれど、猿岩石のお二人の配慮で、深夜のお出迎えや早朝のお見送りをしてくれて、
私自身もイベント・自由時間ともにフル活動で楽しんだので、充実した楽しい旅行になりました。
同室のお友達が「香港が大好きになった」と言ってくれたのも嬉しかったです。

有吉さん・森脇さん・スタッフの方・ご一緒したさるともさん、楽しい4日間をありがとうございました。

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アジアみたもん記