猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜ベトナム編〜第1日目2004年1月28日(水)

●成田〜出発

いよいよベトナムツアーに出発です。
集合は朝8:00に成田空港Iカウンター前。
ちょっと早めにIカウンターを訊ねると、8時受付開始まで待つように言われ、8時になるとお馴染みのさるともツアー添乗員、稲木の宮様が朝から相変わらずのやる気なさモード全開でご登場。なんでも今月に入って3度目の海外でかなりお疲れのご様子。
稲木の宮様から渡された航空券を持って、各自チェックインをしにDカウンターへ行くと、猿岩石の二人も自らカウンターに並んでいてチェックインをしていました。

チェックインを済ませると、8時半の再集合時間まであと数分。急いで集合場所に行くと、すでにほとんどのさるともが集まっていて、二人の姿も。今回の参加者は24名。
私たちの近くに森脇さんがやって来て腰をおろしてタバコを一服。
ふと気づくと、なんと有吉さんが若い女性十数人の団体が並んでいるところで「はい、チーズ!」とか言いながらカメラマンを務めているではありませんかぁ!
「お、早くも私達イベントに乗り遅れ?? (((^^;)(;^^) ))あたふた」と一瞬焦りましたが、よく見れば女性の軍団はまったく知らない一般の人たち!
思わず森脇さんに「有吉さん、声かけられてカメラマン頼まれちゃったんですか?」と訊ねると、
「いや、あいつ自分から行ったんじゃないの?だって、あの人たち日本人じゃないでしょ」
な〜るほどね。

そして稲木の宮様より、業務連絡と鳥インフルエンザについての諸注意。
続いて猿岩石の二人よりご挨拶。

森:「鳥インフルエンザが流行ってますけど、ま、鳥だけにね、取り乱したりしないように!」《笑》
有:「ケガに気をつけて、事故などないように楽しい旅にしましょう」
森:「ま、事故になっても取り乱さないように」《笑》
有:「それと今日着いたら結構時間あるんで、夜、なんにも予定がないんで、ヒマなようだったら、一緒にお食事でも」

私も周りのさるともも、小声で「ヒマですっ!ヒマですっ!」示し合わせていないのに皆同じように口走っているのが可笑しかった(笑)
もともとツアーが発表された時点で、現地時間14時半に到着後、食事もなしでスケジュールが空白なんて、普通のツアーでもあり得ないし、まあこれはツアーの額面を安くする為の作戦だ、絶対オプションがあるはずだ・・・なかったとしてもリクエストしよう!とはじめからにらんでいましたが、有吉さん本人の口からそう言ってもらえたのがとても嬉しかったです♪しかし、会場は取ってないという、稲木の宮様のやる気のなさに拍手ε- (^、^; 



●到着〜ホーチミン


ベトナム航空951便に搭乗一路ホーチミンへ!機内は満席。エコノミークラスには猿岩石2人の姿も。
有吉さんは窓際を、森脇さんは通路側をリクエストしたら、ふたりバラバラの席になったようです。
上空は概ね良好で無事ホーチミンのタンソンニャット空港に到着。
空港からは迎えのガイドさん(キットさん)とともに※エクアトリアルホテルへ向かう。
このホテルは繁華街であるドンコイ通りからは離れたチョロン地区にあり、半年前にホーチミンに来た時に見たドンコイ周辺のバイクの多さに比べれば、まだ落ち着いた感じでしたが、初めてベトナムに来た人たちはやはりバイクの多さに驚かされたようです。ベトナムは今まさに経済急成長の真っ只中で、数年前には中国から移転したりして多くの日本企業もベトナム進出していますが、ホーチミン市内に地下鉄が整備される予定もあるそうで、もともと観光資源も多い国だし、数年後にはきっと空港も大きく立派に生まれ変わってさらに発展するだろうな、という感じでした。
バスで街中を走っていると、雨がバスのガラス窓にポツリポツリと・・・
ホーチミンは1年を通じて乾季(12月〜5月)と雨期(6月〜11月)に別れていて、今は乾季のベスト観光シーズンのはず。にもかかわらず、Yahoo!のワールド天気予報をチェックしたら私たちの滞在期間のみ見事に雨マークが並んでいて、いかにも猿岩石のイベントらしく笑ってしまった。ガイドさんも「この時期に雨なんて珍しい」と驚いていました。しかし、幸いなことに雨はこの一瞬だけで済みました。

さてホテル到着後、いったん1階の朝食会場でもあるCafe Californiaに入り、稲木の宮様から部屋のキーが渡され、夕食のOPツアーの集合時間が告げられ一旦解散。気が急いている私達は、席から立ち上がり会場を後にしようとすると、有吉さんが立ち上がりみんなに一言ごあいさつ。
「それじゃ、よろしくお願いします」・・・二人の存在を一瞬忘れるなんて、なんて失礼な自分\(_"_ ) 反省シマス
自分たちの部屋のある7階に上がると、ちょうどポーターがさるともツアーのスーツケースをまとめてカートに乗せて各部屋に届けているところだった。自分のスーツケースがあったので自ら持っていこうとすると、私のスーツケースの上に有吉さんの迷彩柄のキャリーケース(香港で買ってタイでデビューしたもの)が乗っていた。自分のを引き抜いたら有吉さんのお荷物が転がり落ちそうになって慌てた「(^^; )


●シーフードレストランで夕食会


シャワーと着替えを済ませ、18:30にロビーへ。
みんなでバスに乗って向かったのは※ソン・グーという、シーフードで有名なベトナム料理のレストランです。
猿岩石も一緒にフツーにツアーバスに乗って15分ほどでレストラン到着。
表通りから一本奥に入ったところにある邸宅風のお店で一部屋を貸切。

3つの縦長テーブルに8人ずつ別れて座り、2人が前に立って乾杯のご発声!そのあと2人それぞれに別れて各テーブルの中央の席につきます。
私たちのテーブルにはまず、森脇さんがいらっしゃいました。
「お食事会」ということでビールなどを傾けつつ、お食事をしながら雑談を楽しむスタイルですので、いつもながらメモや記録を取ったりというような事は一切してません。今回のツアーでは、いつもの座談会(彼らを囲んでの質問コーナー)のような形ではなくすべてこのテーブルトークだったので、内容がうろ覚えだったり、アップできるようなまとまったお話をしているわけではないので、ご容赦くださいm(__)m。一緒に参加された方で間違いに気づいた方はツッコミよろしくお願いします。

さて森脇さんが私たちのテーブルに着いているあいだに、“ホワイトアスパラと卵のスープ”・“ハマグリの酒蒸し”など、次々とお料理が運ばれてきました。
さるとも:「なにこれ?」
森脇さん:「アスパラでしょ」
さるとも:「だって白いよ」
私:「だからホワイトアスパラだって」
さらに、ハマグリの酒蒸しはみんなお気に入りで、森脇さんも一緒になってハマグリの取り合い状態で箸が進みました(笑)
森脇さんとは、内P『有吉弘行という男をプロデュース』のお話を少し。
この時点で、森脇さんはまだオンエアを観ていなかったようです。
私:「なんでカバン持ってたんですか?」
森:「カバン持ってたほうが面白くない?(注:持っている方が面白いでしょ・・・の意味)」
私:「スタジオから、“あいつ何でカバン持ってんだよ”って言うツッコミも入ってましたよ。あと森脇さんがしゃべってるところに“スピーチ上手”って字幕も出てました」
森:「(笑)あ〜そう!」
・・・とまんざらでもない様子でした。

MLによると滞在時間はひとテーブルに付き大体20分くらいだったようですね。しばらくして有吉さんが回ってきました。有吉さんとも内P『有吉弘行という男をプロデュース』のお話を少々。
オンエアは安田さん(デンジャラス)と一緒に観た、マスクは自分もまんざらではない、ご褒美のお酒がビールなのはおそらく見栄えなども考慮してスタッフが用意したもの、柔道対決はホントにビールを飲んだ後に録った、でもずんのやすさんが多少チカラを抜いてくれた、正式な試合でも柔道着の下は下着をつけないのが本当、ただし紐を緩めたのは自分、女性アシスタントの事は女だと思っていない、内村さんの反応だけ気になる・・・・
以上、まとめるとこんな内容だったと思います。
あと今、自分でイラストをカッティングしてTシャツや帽子にプリントするのに凝っていて、今日着用のTシャツや帽子もその作品。「今度、さるとも新聞紙上でプレゼントして下さい」とおねだりしてみたら「けっこうお金がかかってるから嫌だ」と断られました(泣)

途中、室内にベトナム女性の楽団が入ってきて民族音楽を演奏したりということもあり、2時間強でお食事会はお開きに。店を出て、猿岩石とともにバスでホテルに戻ります。
バスの乗車口付近には、怪しいお土産品を手にした売り子たちがさっそく待ち構えていて、猿岩石の二人に声をかけます。2人は嫌がるよりむしろ楽しげに相手をしてたりします・・・が、ここはもう夜遅いので交渉したりはせずにバスへ。ホテルに戻ってロビーで解散となりました。


【闇ざるのおすすめサイト】

※ほぼ毎週!ベトナム!!・・・こちらのサイトには今回のツアーで行ったレストランや観光場所などの画像がアップされていて、ツアーに参加された方は懐かしく、参加されなかった方は雰囲気を楽しめると思います。 この日の夕食のレストラン『ソングー』の室内やお料理の様子はコチラのページで、猿岩石も食べたベトナム航空の機内食はコチラ でご覧いただけます。

※シンチャオ★ベトナム料理・・・こちらのサイトではベトナム料理が解説されています。ツアーで実際ベトナム料理を召し上がったけど何が入っていたのかよくわからないという方、ベトナム料理ってどんなものか想像もつかないという方、参考になります。 ↑のサイトにも写真がありますが、こちらの料理図鑑のページには、今回食べた「ホワイトアスパラとカニ肉のスープ」が《スープ・鍋》の項目に、「ハマグリの酒蒸し」が《シーフードA》の項目にそれぞれ解説つきで載っています。


猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜ベトナム編〜第2日目2004年1月29日(木)

市内観光〜天后寺

ベトナムで迎える1日目の朝です。
8時過ぎに1階のCafe Californiaの朝食バイキングに行きました。他のさるともグループもみなさん食事を摂ってましたが、森脇さんやスタッフの姿もありました。

9時にロビー集合。すぐバスに乗って市内観光に出発です。
バスが出発する時に、猿岩石の二人からマイクで一言ずつご挨拶がありました。
その時、ホテル前から動き出したと思われたバスが、ガクンと急停車。
森脇さん:「多少の事故には目をつぶってください。この状況(街中の交通事情)で無事故で行くのは無理なんで」
そうなんです、私も半年前のベトナム旅行の時、乗っていた車が左折する時、前から来て右折しようとした車と当たり前のようにぶつかりましたから(笑)。さすが森脇さん、ユーラシアを車で横断しただけのことはあって、わかってらっしゃる(笑)   
有吉さんは真面目に「今日は市内観光ということで、ベトナムをしっかり見て回ろうと思うんでよろしくお願いします」というようなお言葉を。

まず最初に向かったのは、チャイナタウン(チョロン地区周辺)にある『天后寺』という中国式寺院。彫刻の施された門をバックに全員で記念撮影。その後、寺院内を自由に見学、といっても寺院内はそれほど広くはありません。
さるとも、なんとなく手持ち無沙汰だったんですが、有吉さんは自らお線香の束を買ってお参りしてました。お線香は何箇所にも分けて手向けます。私もこういった中国寺院に行くと旅行中の安全を祈願してお参りする事にしているので、もうひとりのさるともと一緒に有吉さんにならってお線香を買って手向けました。お線香は5000ドン(約50円)でした。


市内観光〜統一会堂

次に向かったのは『統一会堂』(南ベトナム政権時代の大統領官邸)。
だいたい行動する時は、タレントチーム(猿岩石・スタッフ)とさるともチームの間に多少の距離があるのですが、ここでは猿岩石もさるともも全員ひとかたまりでガイドさんについて、解説を聞きながら館内のひとつひとつの部屋を時間をかけて丁寧に見学。タレントさんとファンの区別もなく一緒に社会科見学といったカンジです。館内で出くわした日本人の女の子3人グループが、猿岩石の姿に気づき驚いていました。写真を撮ろうとしていたようですが、施設内だし、団体の中であまりにも普通に見学している彼らになかなかカメラは向けられなかったようです。
4階のフロアまで上がると、そこはバルコニーのついた風通しのよいフロアで片隅に小さな売店もありました。ここでしばし、休憩。猿岩石は喫煙タイム。その合間にみんなツーショットなどをお願いして写真を撮らせてもらいました。
その後、今度は地下に。驚いたことにそこは秘密の軍事施設。廊下が狭く、蒸し暑いです。作戦室には南北戦争時代のベトナムの大きな地図がいくつも貼ってありました。その壁の地図に2人近づいて行き、ラオスの国境地帯あたりを指で辿りながら「ここに河があって」「そうそう」と2人だけでしばらく思い出話をしていました。さるともには、話の内容は聴こえませんでしたが、なんとなくいい感じのそんな2人の姿をみんな離れたところから取り巻いて見ていました。
次の司令室には大きな机があり、形ばかりの電話が4台くらいそれっぽく置かれていました。森脇さんがその椅子ににちゃっかり座ってみせたので、みんなここぞとばかりにシャッターチャンス。それを受けて受話器を手にとってポーズを取る森脇さん。おいおい、触っていいのかな?とチョット思ったけどどこにも触るなとは書いていないのでいいのでしょう。受話器を持って発した一言「じゃ、また」が、なんとなくシュールで森脇さんっぽくってよかったです(^_^)




市内観光〜
ヴィンギエム寺

次に向かった先はホーチミン市最大の仏教寺院「ヴィンギエム寺(日本名:永厳寺)」。
ここで、本堂に上がる階段脇の植え込みの根元を見て何やら言ってる有吉さん。どうも気になるらしく、反対側の植え込みの根元も見ている。何だろう・・・
まあ、いいか。とりあえず本堂の中に入って見学。
ここでは、ガイドさんがお線香を1束買って、猿岩石に分け、残りを1本ずつ皆に分けてくれました。
猿岩石の二人に続いて、さるとももお線香を手向けました。
ご本尊が奉られている裏側には、無縁仏なんでしょうか、たくさんの一般の人の位牌が奉られていました。中には写真立てに入った遺影が飾られている人もいます。
それを見て、森脇さんが一言。「こんな格好つけた写真ってあり得ないもんな」
日本人の遺影はだいたい雰囲気が決まってますが、その写真はタキシードに蝶ネクタイの紳士が椅子の脇に立って写真館で撮られたような写真でした。他にも観音像のようなものも何体も飾られていたのですが、頭の後ろに後光ともオーラともいえる電光(床屋のクルクルを丸型にしたようなもの)が付いていて、不謹慎ながらすべてがどことなくユーモラスに感じてしまいます。
本堂の外に出ると、先ほど有吉さんが気にして見ていた植え込みの根元にパックリ開いた鳥かごが置かれていました。中にはぎっしりツバメが詰め込まれていて、底の方で下敷きになっているツバメはカゴの隙間から首をうなだれてぐったりしています。
「なんだ!これは?」と思っていると、ベトナム女性が登場。ツバメを空に向って放し始めました(さるぎゃらりー“ベトナムのちょっとエグイ写真”にその様子があります)。お寺で鳥を放つと幸せになれる・・と言うことを以前、タイのお寺に行ったときに知りました。なるほど、そのためのツバメだったのね。ところが、空に放しても案の定、ぐったりしているツバメには飛ぶ力がありません。硬直した姿でポトリと地面に・・・その瞬間さるともからは悲鳴にも似た声が上がる。でもその女性と一緒にいた小学生くらいの女の子はものともせずにそういったツバメを拾って階段の手すりの上に並べます。どうやら有吉さんが先ほど気にしていた植え込みの根元にはそういったツバメ達が眠っていたようです。





●フォーのランチ


そしてベトナム料理レストラン「Blue Ginger」にてランチタイム。ここでは空芯菜のニンニク炒め、生春巻き、揚げ春巻き、フォー・ボー(ビーフ味のフォー)の昼食をいただきました。猿岩石のテーブル周りはありませんでしたが、テーブルは長テーブルが2本で、私たちが座ったテーブルじゃない方では、タレントチームがさるともと同じテーブルの一番端でお食事でした。
約1時間の滞在でレストランを出てバスに乗ろうとすると、さっそく土産物売りたちが近寄ってきます。だいたいが、この団体の中で先頭を歩いていて男性である猿岩石に集中します。2人はヒッチハイクの最中、インドの公園で暇に任せてお土産売りの気を引いてあっさり断るということを繰り返していたというだけあって、避けるどころかわざと構ったりしてます。有吉さんはお土産売りが近寄ると、「あっちが買うから、あっちの人に言って」と森脇さんのほうに行くようにけしかけたり。森脇さんは帽子(キャップ)をたくさん手に持った売り子と交渉中。面白そうなので後ろに立ってやり取りを聞いていると、森脇さんの粘りで、どうも売り子が1000円で20枚まで出すと言っている様子。私たちが後ろから「24枚、24枚、さるとものぶん、さるとものぶん」と呪文のように呟く。森脇さんが交渉してくれて、24枚でOKになった様子。私たち、さらに「あと2枚、あと2枚、ふたりのぶん、ふたりのぶん」と呟く。Tさんもそれに乗ってくれて、森脇さんに2人の分としてあと2枚追加するように言ってくれた。交渉成立!!1000円で26枚。そして森脇さん、いいよとっておきな、とばかりに売り子に2000円を渡す。売り子、一瞬驚いた様子だったがすぐ笑顔で「社長!アリガト」。社長、カッコイイ〜 キャーヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノーャキ
他の売り子たちも「オレのも買ってくれぇ〜社長ぉ〜」と言わんばかりに迫って来たけど、残念ながら時間切れ。
バスの中で、全員にひとつずつ帽子をプレゼントしてくれましたo(*^▽^*)o~♪
帽子はキャップ型で色は5〜6色ありました。猿岩石の二人は紺色を被ってました。有吉さんに怒られるかもしれないけど、私には心なしかこの帽子のデザインと、有吉さんデザインの自作の帽子が似てるように見える。。。。(・_・。)) (下の写真)
次の観光ポイントで、「聖母マリア教会(サイゴン大教会)」をバックに全員おそろいの帽子をかぶっての集合写真。農協ツアーの団体さんのようでした(≧∇≦)
中央郵便局の中を見学してから、バスでいよいよアオザイ・オーダーへ。



●猿岩石に選んでもらっ生地でアオザイをオーダー


「アオ・ザイ作り」はオプショナルツアー、その内容は「猿岩石があなたの生地をお選びします。24時間仕上げなので最終日の夜のパーティーで着ることも出来ます 料金:3500円」とうたわれています。
昨日のお食事会のテーブルトークで、有吉さんに「アオザイを選んでくれるってなってますが・・・」と訊いたら、「僕らも稲木くんに、これはどういうの?と訊いたら、僕らが羽賀さん(注:サイドビジネスで自分のデザインしたジュエリーの即売会を開催)みたいにアオザイを選ぶらしいんです」
森脇さんに訊いた時は「だって、“これがいいよ!”って言ったらホントにソレ着る?」
う〜ん、微妙だなぁ。正直、選んでくれた柄にもよるよね。でも、せっかくだから選んでもらいたい気もするし、勇気がいる気もするし・・・・・
ちなみに森脇さん自身はアオザイを作らないのかと訊いたところ、「男のアオザイってあるの?」
私:「ありますよ、ラストエンペラーみたいなのが」
森脇さん:「ソレ聞いて、作る気なくした。例えが悪すぎ」
と言われてしまいました。だって以前にテレビのベトナム旅行の番組で要潤クンがオーダーしたアオザイを着たら、そういう風に評価されてたんだもん(^_^;)。

そして、アオザイの専門店「Miss Ao Dai」に到着。店の左側の壁には様々な既成のアオザイが並び、反対側の壁には色とりどりの生地が並ぶ。個性的なデザインのアオザイや、美しい刺繍の生地に目を奪われるけど、予算的なこともあるし〜。説明によると、オプショナルツアー料金には60ドルのアオザイ(注:価格はすべて生地代・仕立て代込)の料金が含まれているそうです。60ドルのアオザイコーナーの生地を選べば追加料金いっさい無しと言うわけです。
けっこう種類はあったのですが、明るめの色となると限られていて、23名も女性がいると、ほとんどみんなおそろいの制服状態になりそうな予感。せっかくオーダーメイドなのに、他の人とかぶるのはちょっと・・・
結局、目が行くのは80ドル100ドルのアオザイコーナーにある生地。60ドルとの差額が追加で必要となります。
とりあえず、限られた時間で布を選んでオーダーしなくてはなりません。全員が彼らにお見立てしてもらうとしたら、さっさとしなくては・・・
勇気を出して、もう1人のさるともサンと一緒に有吉さんの所に行って「有吉さん、生地を選んでください」
有吉さん:「いいですよ、どんなのが好みですか?」
さるとも「有吉さんが選んだのにします」
私:「膨張色は避けたいです」
有吉さん:「そうですよね〜」
結局予算もあることだし、有吉さんにしてもすべて数の中からひとつを選べるわけがないので
有吉さん:「いくつか好みのものを持って来てくれれば、その中でコレって言いますよ」

私ともう1人のさるともサン「わかりました!」と借り物競争にでも走るかのようにそれぞれ大急ぎで布の棚に向かう。
そんな私たちに、店員さんももちろんマンツーマン体制で付いて来る。
とりあえず、選んでもらう為の生地を3枚チョイスすることにした。
膨張色を避けるために、普段の洋服の好みとは違って寒色系の濃い色を中心に何枚か手に取って、店員さんの付き添いのもと鏡の前で合わせてみる。
やはり自分の好みというのはあるので、すぐに第一候補は決まりました。でも一枚では選んでもらったことにはならないので、似たようなものをあと2枚候補として選ぶことにしてとっかえひっかえ鏡の前で合わせてみる。
店員さんは「やっぱり、コレが1番よ」と、もちろん“選んでもらう”という趣旨を知ってるわけではないので、普通にアドバイスしてくれます。
「3つ選んで、アノヒトに見てもらって決めるから」と言ったら理解してくれて3枚選ばせてくれた。
2枚目は第一候補と似たものを、でもなかなか3枚目の候補が決まらない。
時間もないし「ええぃ、いいやコレで」と適当なものをワシ掴みにして有吉さんのもとへ。

私:「3枚選んで来たので見て下さい」
有吉さん:「お、見事に膨張色じゃないのばかり持ってきましたね」
そしてどうでもいい3枚目の生地から当ててみせる。
・・・とはいえ、マジマジと見られるのはかなり恥ずかしいぞ(〃_ 〃)ゞ ポリポリ
普段、マジマジ見られたことなんてないものね。
しかし有吉さん:「あ、もう全然!風呂敷!」
私:「ひでぇ〜な」とつい吐き捨てるように呟いてしまった。
はい、2枚目を当ててみせる。有吉さん、首をかしげながら一言。
「ホントは自分でもう決まってるんでしょ」
私もこのシチュエーションの照れ臭さから、「ホントは、一番最後のなんですけどね」とつい言ってしまった。
そして3枚目を当てると有吉さん即座に「あ!も〜うダントツ!!」
これって、心がこもっているのか投げやりなのか・・・・・まぁ、こうやって冷静に書いてみると、流れ的には有吉さんの言ってることは正しいんですが・・・。選んでもらったのか自分が選んだのかイマイチよくわからないけど、でも理想的なものが見つかってよかった(結局40ドル追加)。そして貴重な体験ができてよかった!有吉さんありがとうございましたo(*^▽^*)o~♪

店員さんのところに第一候補を「これにしました」と持って帰ると「よかったね!」と言ってくれた。そして奥の部屋で服を着たままあっという間に採寸。アオザイにパーティードレス風のアレンジを加えた斬新なデザインのオーダーなどもできるようだけど、伝統的なフォーマルな民族衣装ということを尊重して、オーソドックスな長袖のデザインに白のパンタロンに決めました。選んだアオザイの色に似合うバッグとサンダルも買って、どんなのができるだろう(((o(^。^")o)))ワクワク
ただ採寸表のサイズが普段のサイズよりエライ大きい。アオザイの特徴はジャストフィットと言うけどいいのだろうか、これで。大丈夫か(^・^;) ??


●国営百貨店でショッピング

さあ、本日最後の行程『国営百貨店』でお買い物です。
16時に1階のロビーに集合、それまで約50分間自由行動です。
1階には電化製品など。2階に衣料品とスーパーマーケット。3階には衣料品とファッション雑貨の女性用のブティック。私たちは、最初に3階に行き、パーティバッグなどを選んだ後に2階のスーパーマーケットに行きました。タレントさんチームがレジで会計をしていました。
ここではみんな、インスタントのフォー・香辛料・ベトナムコーヒー・チョコレートなど自分用や会社用のお土産を買いました。16時の集合時間になったので1階ロビーへ。森脇さんは、ニセモノNIKEのスポーツバッグを買っていました。外側の二つのポケットの両方にNIKEのロゴがついていて、おまけにキャスターまで付いているかなり怪しいバッグです。中にはコーヒーが。なんでも、お土産にベトナムコーヒーを30個くらい買ったそうで、日本に持って帰るのに入るバッグがないので買ったそうです。

ここからは猿岩石も一緒にみんなバスでホテルに戻り、そこで解散。本日のオフィシャルの日程は終了です。
夕食は自由時間に各自で摂るようになっています。


【ベトナム2日目の闇ざるおすすめサイト】


本日の観光スポット『統一会堂』の全景・および各部屋の画像はコチラのページで、『サイゴン大教会(聖母マリア教会)』の美しい全景はコチラ でご覧いただけます。※ほぼ毎週!ベトナム!!より

本日の昼食メニュー『牛肉のフォー』『生春巻き/揚げ春巻き』はこちらの料理図鑑のそれぞれ《麺@》《春巻き》に、『空芯菜のニンニク炒め』は《野菜》のページに解説つきで載っています。※シンチャオ★ベトナム料理より


猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜ベトナム編〜第3日目2004年1月30日(金)

●猿岩石とベトナム雑貨店巡り&ベトナムカフェでティータイム


ベトナム3日目です。今朝は、ゆっくり朝食をいただこうと思って少し早めにCafe Californiaに行くと、有吉さんがすでに1人で朝食を摂ってました。

9時にロビー集合。今日の予定は午前中のみ、『猿岩石とベトナム雑貨店巡り&ベトナムカフェでティータイム』です。
ホテルからバスで出発。車中ガイドのキットさんが、「ベトナムの歴史の話をしますか?昨日もしたからもういいですか?」みんなの食い付きが悪かったので「みなさん聞きたくなさそうなので、ナゾナゾにします」と。でもやっぱりみんな食い付が悪かった(^-^;A・・・・オチがイマイチ。
でも15分ほどで目的のお店に到着、救われる。お店は“ありがちな”お土産屋さん。ここでは30分ほど時間を取ってありました。有吉さんは、ガラスのショーケースの貴金属(時計?)をいくつか見て回ってました。

再びバスで移動。5分ほどで次のお店に到着。ここは、女性が好みそうな(私は好みです)ベトナム雑貨のブティックです。10分ほど時間が取ってありましたが、細長く狭い店構えの為、猿岩石はじめ店の中に入らないさるとも多数。
“雑貨店巡り”というくらいだから、まだまだ巡るのかな?と思っていたら、次の目的は何の予告もないままカフェタイムに突入でした。

お店は、とくに何の変哲もない喫茶店・・・日本でもよく見かける、ケーキを店頭で売っている奥でお茶も飲める「不○家」とか「コー○ーコーナー」みたいな感じです。4人がけのテーブルに分かれて着席。ツアーフィーに「ドリンク&ケーキ」が含まれているそうなので、それぞれケーキセットを注文(注文のすったもんだは通常のYAMI日記のほうに)
猿岩石は、有吉さん・森脇さん、それぞれ別々に両サイドのテーブルから回ってくれました。椅子を持ってきて、テーブルに入ってくれる形です。

私たちのテーブルには、最初に森脇さんがやって来てくれました。3日目ですし、お話の内容は「昨日は何してた?街中で会ったよね?」(会ってません)、「これ何?おいしいの?」(テーブルの上のもの)とか、本当に普通の雑談です。比較的、短めの時間だったような。。。そして「まぁ、あとで有吉が来るから」と言い置いて去って行きました(^^ゞ

しばらくして、有吉さんが回って来てくれました。
う〜ん、何を話したか・・・よく覚えていません(^-^;A やっぱり「これは何のケーキですか?」とかそう言った会話だったと思います(汗)。あとテーブルの誰かと目が合うと、お互いニヤニヤ笑ってる、とかそんな感じでしょうか。
なんか皆でニヤニヤ笑い合ってるうちにタイムアウト・・・みたいな。カフェタイム自体が1時間くらいで、テーブル数も多かったので、1テーブルの所要時間は短かったんだと思います。

カフェを出る時に、ドア付近の席に座っていた日本人の女の子の3人グループが猿岩石に気づきました。
「そうだよ、似てると思った!」みたいな感じでざわめいていましたが、1人だけ濃いサングラス姿でタレント風情の添乗員・稲木の宮さまを見て「で、あれは誰?」みたいな感じで悩んでました(笑)

カフェをを出てからバスの停車しているところまで、命がけの横断箇所が2箇所ありました。有吉さんはカフェを出たところで「待ってました!」とばかりに近寄ってきた土産物売りと、その間ずっとライターの値段交渉しながら歩いていました。この土産物売りは実は外からガラス越しに店の中をずっと覗いていて、有吉さんが出てくるのを待っていたのです。2つ目の横断後に、どうやら交渉成立したみたいで、有吉さんお金を払ってます。
その間に、さるともの列はバスの停車位置に到着。有吉さん、みんなからちょっと遅れをとってしまいました。そしてお金を払い終えると、まるで遠足の小学生のような嬉しそ〜な笑顔で慌ててさるともの列まで走って追いついてきました。その時の笑顔ったら、おそらくこの旅一番の笑顔なんじゃないかと思うくらい。とっても無邪気な笑顔でした。
なので思わず「いくらだったんですか?」と訊いたら、
「最初、ライター3個で10ドルにしろって言ったらダメだって言われたんですよ。でも交渉していったら、5個20ドルになって、最後お金払う時に1個オマケしてもらって6個で20ドル!」凄く嬉しそうでした(*'‐'*)


バスに到着。でもバスには乗らずに「一時間後にこの場所に再集合すること」との説明を受けて再び解散。
各自、ドンコイ通り近辺のお店を見て回る自由行動。
私たちも昨日、下見した店に再び買い物に。猿岩石&スタッフチームも通りのお店を覗いていました。有吉さん、またまた店頭に並べてある“恒例”のニセモノ時計を見ていました。森脇さんとスタッフの方はしばらく店の前で待っていた様子。

12時30分に先ほどのバスの停車位置に再集合。
今回のツアーでは、彼らのオフショットやみんなの集合写真などをPhoto CDに収めて販売するそうです。(別のタレントさんのツアーのPhoto CDを見本として持って来てました)。大きいだけで映りが悪いのに高い集合写真より、保存版にはずっといいかもしれません。自分で撮った写真をDPE屋さんに持って行ってCDに焼いてもらったりしたこともあるので、はじめからPhoto CDになっていた方が返って安上がりかも。
そこで猿岩石の二人から嬉しい発表が。
そのPhoto CDのジャケットは一枚ずつ手書きにしてくれるそうです♪

そのまま猿岩石も一緒に一旦バスでホテルに戻り、解散。
次の予定は、夜の「飲み会」です。


●猿岩石とビアレストランで飲み会


19:30、再びロビー集合。
バスで「飲み会」の会場となるビアホール「ライオン」へ向かいます。(あのライオンとは違うけど、同じような感じのビアホールです)お店は昼間の集合場所の近くなので、また同じ場所で下車。猿岩石はすでにバスの下車地点で待ってました。

お店の2階にある個室が会場でした。またまた一斉に入ったオーダーへの対応が苦手らしく、なかなか全員にグラスが行き渡りませんでしたが、その間の有吉さんの様子。。。森脇さんの頭を帽子でバシッとやったりして、すでに飲んできたらしく、いい具合に酔ってます、温まってます(笑)

会場は長テーブルが2本の4列の席でした。4列それぞれの真ん中の席が彼ら用に空けてあって順番に座ってくれました。最初に森脇さん、有吉さん、また森脇さん、最後に有吉さん、と2回ずつのおしゃべりタイムがありました。
揚げ春巻きやソーセージ、サラダなどのおツマミをつまみながら、ビールジョッキ片手の会ですので、だらだらっとおしゃべりした内容で、覚えていることを順不同で書きます。たぶん、1日目の食事会や今日の昼間のお茶会で聞いた内容もごっちゃになってると思いますが、ご了承ください<m(__)m>

《森脇さん》
◎「蒸し海老に塩をかけて食べるのがうまかった」「有吉はステーキ食ってた」(プライベートタイムのお食事で)
◎いつも現地で買ったTシャツは現地で着て捨てて帰る、持って帰らない→
私たち:「もったいない、パーティーの時プレゼントして下さいよ」
森脇さん:「あ、そうだねぇ。そうしようか」
→しかし今回のパーティーではそういった機会はなし。ちなみに今回はご本人が着て帰ってました。
◎(昨日の観光途中にさるとも全員に買ってもらった帽子のお礼を言うと)
森:「だってさぁ、(売り子が)命がけで売ってる様子がおもしろくってさ、必死なんだもん。普通考えられないでしょ、3枚千円って言ってたのが20枚まで増えるんだよ!?」
◎明日の昼12時チェックアウト後から6時のパーティーまでの空き時間の予定について訊くと
森:「どうしようかなぁ、と思ってさ。5000円出せばチェックアウトを延長してもらえるらしいんだけど」
私たち:「宿泊者はジムが無料で使えるようだから、4時間くらいずっと走ってれば?」
森:「死ぬよ」(プールにいるかも、というようなことも言ってました。)

《有吉さん》
◎「森脇は、またパスポートを失くして再発行したから、今、全然普通の写真ですよ」
→後で森脇さんにパスポートの写真を見せてもらいましたが、ヒッチハイクの途中に再発行した時のピエロにヒゲ面の写真ではなく、茶髪のいつもの森脇さんの顔写真でした。再発行しても、有効期限は1番最初の発行日から10年だそうです。2人ともあと2年であのパスポートが切れるんですねぇ(しみじみ)
◎(有吉さんが自分でカッティングしたイラストをアイロンプリントしているという話しを1日目に聞いてアイロンを持っていることが意外でした)
有吉さん:「(ノンキー)山崎さんのお父さんのお葬式に行くのに、あまりにシャツがしわくちゃだったのでアイロンを買った」
◎「ヒッチハイクの旅の時にベトナムでお茶を100杯くらい飲んだ」→村人に息も絶え絶えに「お茶ちょうだい、お茶」とお願いして、一杯飲んだ後「あ〜〜〜〜っ」と生き返った姿が印象的でした。私はスタートの時はあまりいい印象を持てなかった有吉さんに対し、このシーンが好印象へと変わって行くまず第一ステップでした(笑)
◎『内P/有吉弘行という男をプロデュース』の収録とNO PLANのMステ生出演は同じ日に行われた。打ち上げに参加したかったが為にMステにもついていった。スタジオで普通の見学者のように見ていたので、スタッフや出演者に「何やってるの?」と言われた。ちなみに内Pの打ち上げでは誰と一緒にいることが多いか訊いてみたところ「三村さんやレッドさん」だそうです。
◎森脇さんと同様、明日の予定を訊いたところ「5000円出して部屋にいるなら、(自分は)どこか行ったほうがいい」ちなみに今回のお小遣いはいくら?→(すごく恥ずかしそうに)「い、いちまんえん・・・」
◎今日の昼間に、ニセモノ時計屋さんに長い時間居たようなので、値切っていたのか訊いたところ
有:「いや、すぐに買ったんだけどベルトのサイズ調整に時間かかった」
ツアーのたびに必ずニセモノ時計買ってますね。
有:「(普段時計はしないけれど)たまには、こういうのを(ホンモノっぽく見せて)してるのもいいと思って。すぐ壊れるんですけどね」


こんな感じでしょうか?
彼ら(さるともも)はそれぞれ食事は済ませてきてからの2次会、ということでしたので乾杯から約2時間、すぐにテーブル廻りが始ったので、わりとまったりゆったりできたかもしれません。
終了後は、猿岩石も一緒に全員バスでホテルに戻りました。
明日の予定は、夜の6時からディナーパーティー。終了後はそのまま帰国便に乗るために空港に向かうことになってます。



猿岩石とヒッチハイクの足跡を訪ねる旅〜ベトナム編〜第4日目2004年1月31日(土)


●ディナーパーティー



ベトナム4日目です。本日は実質的な最終日。18時からホテルのバンケットルームで「ディナーパーティー」。終了後はそのまま空港に向かい、明日の朝7時過ぎに成田到着予定です。チェックアウトタイムは昼12時なので、少し遅めに Cafe Californiaに、朝昼兼の食事を摂りに行くと、しばらくして、今朝も有吉さんが1人でいらっしゃいました。
ご挨拶したものの、後から自分がスッピンだったことに気づく。が、別に有吉さんはこっちの顔見てないので、いいやべつに。

昼12時にお部屋のチェックアウト後、私たちは初日から予約しておいたホテル内のエステサロン「Equinox(イクイノックス)」のエステのフルコース(フェイシャル・ボディ・ネイルケア・シャンプー)で過ごすことに。ここはエステサロンの他、フィットネスやマッサージルーム、ジャグジーなどの施設も併設されています。
フェイシャルを終えたあと、指示されて、いったんサロンのロビーに戻るとフィットネスジムのランニングマシーンで、有吉さんが添乗員の稲木の宮様と走っていたのでびっくり w(°o°;)w
私たちはそのあと、ボディマッサージの方に通されたのですが、約60分後に終了してまたロビーに戻されると、今度は森脇さん・有吉さん・稲木の宮さまの3人も、ガウンに着替えてロビーでお茶していました!その後、3名さまはマッサージルームの方にご案内されたようです。

エステのフルコース終了後、お楽しみのアオザイも到着し、早速お着替え&パーティーの準備。毎度、気合が入ります。もちろん気合入れたからと言っても、素が素だけにたかがしれてますが、でも日常にはないこういうシーンをせっかくだからやっぱり楽しみたいですね(*'‐'*)
出来上がったアオザイはサイズ的にイマイチ問題ありだったけど、生地のほうは、有吉さんにも協力してもらって苦労して選んだ甲斐あって柄や色については納得のいく満足なものでした♪

会場は、ホテル2階のバンケットルームです。さるともさん、ほとんどの方がアオザイ着用で大集合!!さすがに圧巻です。みなさん、短時間で自分の個性を生かしたアオザイをそれぞれ選んでますね〜。
まず、会場前で猿岩石と一緒に全員の集合写真を撮ってもらいました。
そして入場、テーブルは円卓が3テーブルと、猿岩石&スタッフチームのお食事用円卓が1テーブル。
2人がステージに上がり乾杯のご発声、みなさんご起立で「かんぱ〜い!!」
後は、しばしそれぞれのテーブルでお食事(ビュッフェスタイル)&ご歓談。
その間に、ひとりずつ順番にステージに上がり、猿岩石との3ショット撮影。
実は仲間のさるともと、「今回のツアーで、3ショット撮影タイムがないよね〜」と。添乗員の稲木さんは宮様なのでいささか、ぼ〜っとなされていることもあります。こっちから働きかけないと動いてくれないこともあるので、一応、リクエストを。「あ〜そうですか。どこで撮るのがいいですかねぇ?」とおっしゃるので、「やはりアオザイでしょう。ツアーのうたい文句が“猿岩石に選んでもらったアオザイ”なんだから、出来上がったアオザイを着た3ショットで完成形じゃないですか?」と言うと「あ〜、なるほど〜」と。まあ、稲木さんはともかく、猿岩石のお2人にはいつもわがままなリクエストばかりしてすみません(_ _(--;(_ _(--; pekopeko

記念写真&お食事タイムが済むと「軽いゲーム大会」です。今回は、宮様の準備不足ということもあり、前回のハワイでもやった、彼らに関する問題の答えを、さるともが各テーブルごとに連想してスケッチブックに書いて解答する、というもの。有吉さん森脇さんそれぞれが相方についての問題を出題します。ゲーム中の詳しいやりとりは、「ある暮らし」のMLでみなさんご存知だと思いますので、ここでは出題順ではなく、有吉さん・森脇さんに分けて簡単にまとめます。

【森脇さん出題の有吉さんの回答を連想する問題】
★問題:「有吉がベトナムを色で例えると、何色?」
森脇さんからのヒント:「普通の色ではなく、ちょっと変わった言い方で」
さるともの連想:「黄土色」「黄土色」「茶色」
有吉さんの回答:「土色」
★問題:「今回のベトナムツアーで有吉が1番おいしいと思った食べ物」
森脇さんからのヒント:「オレ、近いものを作れるよ」
さるともの連想:「ステーキ」「焼き鳥」「フォー」
有吉さんの回答:「ここ(目の前に出ている)チャーハン」

【有吉さん出題の森脇さんの回答を連想する問題】
★問題:「森脇が抱かれてもいいと思う俳優は?」
有吉さんからのヒント:「世界のいい男ベスト10に入ります」
さるともの連想:「トムクルーズ」「ジョニーデップ」「トムクルーズ」
森脇さんの回答:「トム・クルーズ」
★問題:「森脇がモノマネできるタレントさんを3人」
有吉さんからのヒント:「お笑い・俳優・歌手、3人に共通しているのは女性には人気がない」
さるともの連想:「ビートたけし」「田村正和」「さだまさし」/「ダンディ」「田村正和」「森山直太朗」/、「タモリ」「中尾彬」「さだまさし」
森脇さんの回答:(実際にモノマネで)「いったんCMです(タモリ)」「めし食ったっしょ?(田中邦衛)」「フリーダイヤル、100番、100番(さだまさし)」

森脇さんがモノマネの得意な俳優さんを考えている時のヒント、「一般の人も、よくモノマネしたがる。女の人には人気がない」で、ちらっと頭に田中邦衛が浮かんだんですが、森脇さんがモノマネするイメージではなかったんですよねぇ。どっちかというと田村正和のイメージの方がしっくりくる(笑)。さだまさしのマネは100番100番より、昔やった歌マネの方が似てました。
私たちのチームは残念ながら、優勝はできませんでした。優勝チームの賞品は、2人が描いた「イラスト&サイン入りのベトナム絵葉書」だそうです。ニューキャラクター「アオザイさん」見たかったわ(笑)

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さてゲーム大会が終了、いつものように歌のコーナーです。
一曲目は恒例の「今日だけの詩(改め、海外の時の詩)」。

森脇さんが歌い終わった後、「冷静に考えたら、この曲いい曲だね」と言って。私は、あまりに海外のこのパーティーでは恒例になっていた歌だったので、今回は何気にす〜っと聴いていたのですが・・・・・
すると有吉さんから
「え〜すごく楽しい旅の途中なんですけれども、お知らせがあります。」
正直、今の彼らの活動状況からいって、嬉しいお知らせではないことは察しがつき、空気が一気に重くなる。
「今回ですね、3月をもちまして、解散を・・・することになりました」

解散・・・私はその2文字を聴いた瞬間、条件反射的に涙が流れて来ました。想い出が走馬灯のように蘇ったとか、今後のことを思って、とか、悲しいとか、そういう理屈をいっさい抜きで、頭で考えるより先に「解散」という言葉にピュアに反応したのが涙だった・・・ということに自分でも驚きでした。改めて『猿岩石』の存在が大きかったんだということに気づかされました。
それから、2人は「解散」を決めた経緯や心境について語ってくれました。
2人が言うように「仲が悪くてケンカ別れをするわけではない」と言うのは、2人を見ている私たちファンが1番よくわかっていることだし、「厳しい状況の時にこうやって支えてくれたファンに恩返しをできないまま解散するのは非常に心苦しい。これからはひとりひとりが頑張ることで半分ずつにはなるかもしれないけど恩返しできるように頑張りたい」という有吉さんの心情も伝わってきました。

お話が一段落した後、「君に会いに行こう」を歌ってくれました。
この歌を聴くと、「転がる石は止まらない/猿岩石コンサートツアー’98」の中野サンプラザの、春一番のような生暖かい強風が吹いていた日を思い出します。普段、なかなか会うことができない地方のさるともさんが一堂に会せることが嬉しくて、みんなで一緒にコンサートを楽しんだ思い出です。それから、有吉さんの話の中で「ファン以外のお客さんの前で歌ったのは、“ゆの郷(03年11月31日)”が最後だった」「歌を出した頃は歌うことが嫌だったけれど、個人になると“白い雲のように”を歌うこともなくなると思うと寂しい」というのを聞いて、改めて解散がもたらす現実をつきつけられました。・・・そうか、猿岩石としての歌が聴けることはなくなるんだ。猿岩石としての営業ステージもないんだ。そしてもちろん、さるともの皆との海外ツアーはコレが最後になるのね。もしかしたら解散後はもう会えないさるとももいるかも。猿岩石のイベントを介していると、九州や北海道のお友達とも距離を感じないけれど、それナシで会うにはやっぱり遠い・・・・いろいろな考えや想い出を思うと改めて涙が止まらなくなります。

そしてこれもツアーでは恒例となっている「君の青空」。
皆で前に行って一緒に歌おう♪とステージを囲みました。ファンクラブの初めてのツアー、沖縄ツアーの参加者のちょうど10分の1になってしまったけど、みんなとはたくさんの思い出を共有してます。
そして、こういうツアーではあまり歌うことはないのですが、アンコールで「白雲」をリクエストしました。
稲木の宮様が「・・・・ま、マズイ。来た」みたいな表情を・・・カラオケ用意してこなかったそうです。でもシングルCD「昨日までの君を抱きしめて」のカップリング「白い雲のように(’98ピアノ・ストリングス・ヴァージョン)」という必要以上に大きなスケール版があったので、カラオケではなく歌入りだけど、強引に入れてもらった(いつもわがまますみません)。有吉さん曰く「高島礼子の結婚式で歌ってぶん殴られそうになった」そうですが・・・・(^^ゞ。でも貴重なパターンです、もう2度とないことでしょう。
歌い終わって、「どうもありがとうございました〜」という2人に拍手。
そして続けて有吉さんが「あと、この旅、お疲れ様でした!」
この言葉には、さるとも一同、し〜〜〜〜〜〜〜ん。しんみりした空気に。
この旅を終えて日本に帰ると、解散へのカウントダウンを踏み出すことになる。できればこのままこの旅を終わらせたくない・・・・みんなそういう心境でした。
でも帰国しないわけにはいきません。パーティーお開き後は出口に2人が立ってひとりひとりと握手をしてくれました。自分は「今までありがとうございました、これからもよろしく」という言葉しかありませんでしたが、森脇さんは「そうだよ、これが終わりじゃないよね。まだまだこれからがスタートだから」と力強い言葉を返してくれました。

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●〜空港へ


化粧室で慌しくアオザイから着替えて、ロビーで急いで荷物整理。9時に猿岩石も一緒に全員揃ってバスで空港へ。空港は帰国する日本人や出国するベトナム人、お見送りやお出迎えの地元の人で大変混みあっていました。
時間になってもチェックインカウンターが開かずに、みんなイライラ。さるともツアー御一行は、猿岩石&スタッフチームを先頭に一列に列を作って待ってました。ほぼ同時刻の大阪行きのチェックインカウンターにも列ができていて、その中の若い男女の4人グループが、猿岩石に気づきました。4人組の中のひとりの男の子が、「オレが確かめてくるわ」みたいな感じでやって来て、有吉さんにさりげなさを装いながら「この列は、東京行きの列ですか?」と質問。有吉さんは「はい、そうです」とちょっと笑顔も交えて答えてました。仲間のもとへ戻った男の子は「やっぱり、そうだった!!」と報告。その後は4人でカメラを持って写真を撮るチャンスを伺ってました。人も増えてきて、Tさんが「みんな、つめて!」と声をかけると、さるとも一同ささっと前に詰めたので、大阪行きの4人組は「ご一行様だったのか!」という感じでびっくりしてました(笑)。
今回のツアーでは、人数のせいもあるけど、常にさるともと猿岩石がひとかたまりになって行動していたなぁと実感。ツアースケジュールの中に、イベント的なものがなく、観光と食事が中心だったせいもあって、本当にツアーメイトのような感覚でした。

そして時間よりやや遅れて飛び立ったベトナム航空950便は、翌朝7時半に無事成田空港に到着しました。出発の時の森脇さんの言葉「取り乱さない」じゃないけど、鳥インフルエンザ以上に取り乱す出来事の起こったツアーでした(笑)。歴代ツアーにはそれぞれに忘れがたい思い出や語り草がありますが、今回の出来事はツアー史上最大マグナム級です。
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●帰国


帰国の翌日、ファンクラブの会報「さるとも新聞」が届きました。
私たちは解散の事実を、本人達の表情を見ながら生で聞く事ができたので、「納得」とか「理解」というのとはまた微妙に違うかもしれないけど、自分の中で受け止めることができました。でも心配だったのは、「文字」で知るファンの方々の心境でした。恐る恐る会報を開けてみたけれど、ベトナムツアーで聞いた彼らの心情が充分伝わるボリュームの記事だったと思います。
これは、あくまで私とまわりのさるとも仲間のひとりよがりな判断なので、「解散発表」と結びつくものではないかもしれませんが、ベトナムツアーでの彼らの様子に、いつもと違うなぁ・・・と感じられることがいくつかありました。

まず、ずっと感じていたのが有吉さんの様子がおかしかったこと。ファンの前で何か言ったりやったりする時は別ですが、観光の途中などは、ほとんど笑顔が見られなかったこと。お寺で自らお線香を買って神妙な表情でお参りをしていたこと。それから逆に、有吉さんと森脇さんが妙に仲がよかったこと。ふだん、空港などでは人目もあってか、2人があまり一緒にいることはないのですが、何かにつけて有吉さんが森脇さんに近づいていってちょっかい出したりしてました。それから、統一会堂の作戦室で、ベトナムの地図を見ながら二人だけでずっと話していたこと。今までも香港・バンコクと「ヒッチハイクをめぐる旅」は行ってますが、(こちらから質問していないのに)2人が直接的に旅の思い出を語り合っているのは初めてで、しかもさるとも無視で(笑)。ふたりにとっても(しばらくは)一緒に行く最後の海外旅行、ということになるんでしょうか。
1日目の食事会のテーブル廻りの時に、私はホントに何気なく「有吉さんは30歳の抱負ってあるんですか?」と質問しました。
いつもの有吉さんらしく、茶化されるかなぁと思ったのですが、有吉さんは
「ありますよ、もちろんあります。でも今は言えません」と意外にも力強く答えてくれました。

「僕らとしては前進の意味なんで」という森脇さん、「不安もあるけれど、自分の中で希望と期待も満ちている」という有吉さん、2人の再出発を応援したいと思います。

*INDEX*


アジアみたもん記